揺りもどし

 薬の減量による「揺りもどし」に苦しんでいる。

 何をやるにも臆病になり、意欲もわかない。

 そのうちましになるだろうと思っていたが悪化するばかりだ。

 脳が悲鳴をあげている。

 月に1度しか医者にはいかないが、予約外で週末に診てもらうことにした。

 心の変化を観察し続けていると、感情もやはり体の機能なのだなとつくづく思う。

 だからこそ、心のリハビリも必要なのだと思う。薬の力をかりながらも。

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天満敦子/望郷のバラード(ピアノ伴奏版)
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                               By 成瀬

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うつのヒントを紐解く

 うつを解消するヒントを得たと以前に書いた。

 が、そのヒントを紐解いていくと、「孤独」という言葉に行き着く。

 何かアクシデントに出くわすと「うつ」は一時的に姿を隠す。

 事態を察知した意識が別の方に向くからだと思うが、その時に何らかの形で人との接点ができる。

 その瞬間、孤独から開放される。


 心のよりどころとしていたものを失った後や、虐待、いじめ、蔑みを受けた後などに、人は強い孤独感に苛まれる。

 むしろそういう苦しみにあえいでいる最中の方が楽だと思えるくらいに、その後に襲ってくる孤独と言う重圧に心はむしばまれていく。

 孤独というのは、人との接点を断ち切るスイッチであり、過労や精神的ダメージから心を護るという防衛本能でもあるのだが、そのスイッチをオン・オフする機能に異常をきたすと、その孤独感から逃れられなくなってしまう。

 やさしくしてくれる家族がいても、理解をしてくれる親友がいても、孤独感から抜け出せない限り、得体の知れない不安感につきまとわれる。

 そう、私にとって「うつ」とは「孤独感」なのだ。

 そして、その壊れてしまった心のスイッチをなおすことこそが、うつからの開放を意味するのだ。

 ただ、その方法は未だ模索中であり、もしかしたら永遠に見つけることが出来ないかも知れない。

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薬について

 コンスタンという薬を服用している。

 気持ちを落ち着かせる作用があるのだが、他の薬同様に服用している間は、効いているのか効いていないのかはよく分からない。

 ただ、医者から、即効性のある薬だから不安感が強い時には一錠か半錠飲めばいいと言われて、会社で昼食後に飲んでいるのだが、今日は忙しくしていて飲むのを忘れていた。
 そしてそのまま、外出する用事があって会社を出たのだが、途中で強い焦燥感に駆られ、何故だと自問している内に、飲むのを忘れていたことに気付いた。

 薬というのは本当に効いているのだなと実感した。

 副作用があったり、依存症になるのが怖くて、薬はできるだけ飲まない方が良いと思っていたのだか、読者の方に「楽になれるのならこだわらなくてもいいのでは」というアドバイスをいただいたり、苦しい思いをしながら生きるよりは、仮に寿命が縮まっても少しでも楽な気分で生きるほうが良いと思うようになって、薬を拒否する気持ちは薄らいできた。

 ただ、強制的に脳の機能をコントロールするということに対し、やはり不安はぬぐいきれず、未だに迷いはある。

 薬について考え出すと、文章が前に進まなくなってしまうので、このへんで止めておこう。

 また、そのうちに薬についての考えをまとめてみたい。

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逆境

 心は元気になりはじめているというのに、仕事での状況はどんどんと悪化し続けている。

 さすがに、きつい。

 毎日、ノートにうつの度合いを記録しているのだが、「超うつ」「うつ」「ややうつ」「ふつう」「元気」のなかで、今日は「ややうつ」に入るだろう。

 この3週間ほどは「ふつう」と「元気」が続いていたのに、さすがに強烈なストレスにはかなはない。

 えてして、そういうものかも知れない。

 こういう状況であれば、「うつ」じゃ無い人でも暗くはなる。

 暗くはなって当たり前なのだから、暗いなりに、何らかの打開策を見つけていかねばならない。

 今の自分なら乗り切ることが出来る、と自らに暗示をかけている。

 まさに、うつ病を心で治す正念場かも知れない。

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